株が1,000万円を超えると資産の増加を実感できるのか

株が1,000万円を超えると資産の増加を実感できるのか

よく投資の本やネットの情報で株が1,000万円を超えると資産の増え方は加速していく、という話を見かけますが、本当でしょうか。実際のところどうなのか私のケースをご紹介します。

資産状況

私の米国株の評価額の推移は下記のグラフのとおりです(USD表記)。円換算だと去年の年末あたりに1,000万円を超えました。毎月順調に増えていると言いたいところですが、入金額が株価下落に負けてマイナスになっている月もあります。

ポートフォリオは下記の内容で、VOOやQQQが一番割合が高いですが、その他は高配当株や連続増配株などにしています。全体の配当利回りは約4%なので、ざっくり40万円の配当金が入ってきます。

配当と複利

初期資産が1,000万円で、一切追加で入金しないものとして、資産の増え方を計算すると下記の表のようになります。20年経つと資産額も配当金も約2倍になります。

ただ、これはあくまで20年後の話であり、現状では配当金は40万円程度で、これを再投資に回したとしてもそれによって増える配当金は2万円にも満たない額です。

正直、私の感想としてはこれでは資産の増え方が加速している!とは思えません。月収を1回フル投資しただけに等しいので、セミリタイアを目指すなら、流石に追加入金なしというのは無理があります。

私はアラフォーでセミリタイアしたいので、10年間は入金を続けるとして、1年500万円入れて、10年目以降は入金なしとして計算しました。

これであれば、10年目には配当金が月20万円はあるので、十分リタイア可能です。独身ならフルリタイアも可能かもしれません。

ここまでくると何も追加でお金を入れなくても20年後には1億円を超える計算です。これならお金がお金を生んでいるのを実感できると思います。

 

所感

私は投資を始めてから株だけをやっている訳ではなく、不動産投資も行っています。現在アパートを2棟所有していますが、購入にあたって現金を1,000万円近く使っています。ですので、株一筋だったら今頃2,000万円くらいあったということになります。ただ、不動産投資には不動産投資のメリットがあるので、今は両方やっている状態です。

今後の状況によっては上記の計算はただの皮算用となる可能性も十分ありますが、セミリタイアを諦めることはないので、無理はしない程度に投資を続けていきます。